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宮脇メソッド植樹祭(神奈川県秦野市)

2022年10月15日(土)、神奈川県秦野市平沢向山において、「宮脇メソッド植樹祭-いのち(鎮守)の森を世界に-」が開催されました。「いのちの森づくり2020↗プラス2未来へ」及び出雲大社相模分祠が主催し、「本物の森」づくりをご指導された故 宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)の遺志を受け継ぎ、宮脇方式(メソッド)と呼ばれる潜在自然植生に基づく植樹(混植・密植)を行うものです。昨秋に実施した「宮脇昭追悼植樹祭」の植樹地に隣接する場所に、自然種の苗木22種類/1,000本を植樹しました。

開会式の冒頭、宮脇先生を偲び黙祷を捧げ、主催者を代表して出雲大社相模分祠長の草山清和様が挨拶され、植樹祭の趣旨と意義を説明されました。藤原一繪先生(横浜国大名誉教授)は、COP(気候変動枠組み条約による地球温暖化対策)に関連して、植樹による環境保全、特に、世界各地で宮脇メソッドによる植樹が早期に自然の森を再生する手法として注目されていることを解説。また、中村幸人先生(東京農大名誉教授)による極相林(植物群落の遷移を経て創出される森)のお話しは、今日、植えた小さな苗木が400年後に巨木として残されるという壮大な自然の営みに触れた内容で印象的でした。

 「宮脇メソッド」による植樹を理解すべく、地盤耕起や苗木の仕分け、マルチング材(稲わら)敷き詰め等も含めて、一連の作業プロセスがプログラムに組まれました。通

常は、2時間程度の植樹祭ですが、昼食を挟んで約4時間、「宮脇メソッド」による植樹を体験。参加者の交流も図りながら、笑顔が弾ける素晴らしい植樹祭でした。

今回の植樹祭も、進和学園はじめ「どんぐりブラザーズ」(福祉施設の森づくりチーム)が栽培した苗木を多数ご利用下さると共に、在庫のない樹種については、エスペックミック(株)様のご協力を得て調達させて頂きました。ご支援頂いた企業・団体はじめ参加下さった皆様に厚く御礼申し上げます。

         協賛企業・団体(敬称略/苗木本数・五十音順)
 本田技研工業株式会社  苗木250本を進和学園「いのちの森づくり友の会」
 基金へのご寄付を通してご提供。
 株式会社 建新  苗木200本の提供についてご協賛。
 株式会社 サン・ライフ  苗木200本を進和学園「いのちの森づくり友の会」
 基金へのご寄付を通してご提供。
 環境まちづくりNPOエコメッセ  苗木111本を進和学園「いのちの森づくり友の会」
 基金へのご寄付を通してご提供。
 株式会社 ホンダロジスティクス  苗木100本を進和学園「いのちの森づくり友の会」
 基金へのご寄付を通してご提供。
 くまざわ株式会社  苗木80本を進和学園「いのちの森づくり友の会」
 基金へのご寄付を通してご提供。
 ミドリ安全株式会社  苗木59本を進和学園「いのちの森づくり友の会」
 基金へのご寄付を通してご提供。

(注)上記の苗木本数は、進和学園の標準価格にて換算した本数です。
 また、上記には、横浜ゴム(株)の社員の皆様が栽培された幼苗を進和学園にご寄贈頂き、栽培を引き継がせて頂いた苗木が4種類(ヤブニケイ、アラカシ、シロダモ、スダジイ)80本含まれています。重ねて感謝申し上げます。

 横浜ゴム(株)様との連携取り組み(ご寄贈苗木の活用)

植樹祭案内チラシ (2,000本を目標と記されていますが、1,000本を植えました)
⇒  「宮脇メソッド植樹祭-いのち(鎮守)の森を世界に-」

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