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高尾小仏育樹活動

2021年9月26日(日)、高尾小仏植樹地の「育樹作業」に参加しました。2017年に開始された植樹は、中央高速道路の小仏トンネルの工事残土から成る巨大な盛土場に、自然環境保全及び防災の観点も踏まえて「森」を再生する取り組みです。宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)が提唱・指導された潜在自然植生に基づく混植・密植方式を導入しています。私達が推進する「いのちの森づくり」の大切な拠点の一つであり、有難いことに、「どんぐりブラザーズ」(福祉施設の森づくりチーム)が手掛けた苗木を多数ご利用頂いています。
 これまで、木々は順調に生長していますが、植樹後3年程は雑草や蔓性植物の繁茂を放置すると樹木の生長が阻害されてしまうため、定期的な育樹(除草)作業が必要となります。コロナ禍においても、自然の営みは変わりません。

 コロナ緊急事態宣言が延長されており、今回も、一般公募は行わず、主催者のNPO法人国際ふるさとの森づくり協会(レナフォ)、レナフォの植生工学士にボランティアの皆様、土地を所管される中日本高速道路(株)(NEXCO中日本)、地元自治会、地盤造成に関与されている鹿島建設・清水建設の方々をはじめ、関係者約70名が集いました。春と同じく、進和学園からの参加は控え、窓口会社の研進スタッフが代表して参加、地元の福祉施設NPO法人あるが(ハッピーフルーツ)の皆様と共に作業に励みました。マスク着用にソーシャル・ディスタンスも意識しつつ、美しい高尾の自然に触れながら爽やかな汗を流しました。

また、この度、相次いでご逝去された宮脇昭先生とレナフォ理事長の髙野義武様の追悼の念を込めて、育樹作業終了後にプロジェクト関係者と有志による苗木210本の「補植」を行いました。お二人のご功績を称え、ご冥福をお祈り申し上げながら、ご指導頂いた「いのちの森づくり」を将来に向けてしっかりと継承して行こうと誓い合いました。

【参考】高尾小仏植樹活動(2017~/トンネルの工事残土・盛土場の森林再生)

横浜ゴム(株)様が推進される「YOKOHAMA千年の杜」プロジェクトにおいて、同社社員の皆様が育てた苗木を進和学園に多数ご寄贈頂いています。今回の高尾小仏における「補植」にもヤマブキ等4種類20本を活用させて頂きました。
 森林再生におけるユニークな「民福連携」(民間と福祉の連携)は、2010年に始まり11年目となります。2021年9月22日、同社平塚製造所様より、5種類45本の苗木をご寄贈賜りました。本年度3回目となります。これまで、同社からの苗木ご寄贈は累計44,633本、その内、38,281本が実際に植樹されています。進和学園が提供した苗木約31万本の12%以上を占めています。自然環境保全に加えて障害者の就労支援にも貢献頂いており、横浜ゴム(株)様のご厚意ご支援に重ねて感謝申し上げます。

 ⇒ 横浜ゴム(株)様との連携取り組み

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