インフォメーション

第26回湘南国際村めぐりの森植樹祭

 第26回湘南国際村めぐりの森植樹祭が、2024年5月12日(日)に開催され、約400名が参加しました。今回は、元々公募事業に割り振られていた土地が活用されていなかった場所で、大駐車場からも程近くの平地という好条件の植樹地を確保することが出来ました。横須賀市道沿いの植樹地に、苗木34種類2,340本を植樹しました。3,000本を植樹する計画で準備していましたが、地盤造成に手間と時間を要し、先ずは、植樹祭として2,340本を植樹、残り660本は、一般社団法人Silvaが中心となり、植樹地周囲の法面も含めて5月~7月初旬に植樹を完了させることとしました。

 同地では、バブル期の開発により緑を失っていた荒地に2009年より植樹を行い自然の森の姿を取り戻しています。地球温暖化や異常気象対策として、カーボンオフセット(CO2吸収)及び防災面においても、森林再生の意義は大きいと言えます。
 故 宮脇昭先生門下の藤原一繪先生(横浜国大名誉教授)の監修により、「その土地本来の樹種(潜在自然植生)」の広葉樹を混植・密植方式(宮脇メソッド)により植えましたが、今回も、進和学園はじめ「どんぐりブラザーズ」(福祉施設の森づくりチーム)が手掛けた苗木を優先利用頂きました。在庫がない樹種については、エスペックミック(株)様のご協力を得て用意させて頂きました。多くの企業・団体・個人の皆様より心強いご支援を頂き、素晴らしい植樹祭を開催することが出来ましたこと、心より感謝申し上げます。

            協賛企業・団体(敬称略/苗木本数・五十音順) 
  三機工業(株)   苗木1,000本を進和学園「いのちの森づくり友の会」
 基金へのご寄付を通してご提供。
  (株)サン・ライフ  苗木400本を進和学園「いのちの森づくり友の会」
 基金へのご寄付を通してご提供。
 公益財団法人
 鎮守の森のプロジェクト
 苗木363本をご購入の上ご提供。
(湘南国際村混植・密植グループへの協賛を通じて)
 本田技研工業(株)  苗木200本を進和学園「いのちの森づくり友の会」
 基金へのご寄付を通してご提供。
 三井住友海上火災保険(株)  苗木160本をご購入の上ご提供。
 (株)ホンダロジスティクス    苗木120本を進和学園「いのちの森づくり友の会」
 基金へのご寄付を通してご提供。
 (株)建新  苗木97本のご提供についてご協賛。 

(注)苗木本数は、進和学園の標準価格にて換算した本数です。また、上記には、横浜ゴム(株)及び(株)家具の大正堂の社員の皆様が栽培された幼苗を進和学園にご寄贈頂き、栽培を引き継がせて頂いた苗木が一部含まれています。重ねて感謝申し上げます。

⇒ 横浜ゴム(株)様との連携取り組み(ご寄贈苗木の活用)

 湘南国際村めぐりの森は、環境省が推進する『30by30』、国の保護地域以外で生物多様性保全に資する地域『OECM』の自然共生サイトの対象地として、神奈川県より国へ申請される予定です。自然共生サイトへ登録されれば、2030年までの新たな世界目標への貢献としても国際的な環境保護エリアとして、世界より認識されることになります。
 植樹祭を2日後に控えた5月10日(金)、苗木の仕分け作業などの準備を行ないました。東急建設(株)社員の皆様が、朝から大勢ご参加下さり心強い限りです。「どんぐりブラザーズ」の湘南の凪mai!えるしい&えいむ、進和学園の2法人3施設に研進も合流し、約50名が一般社団法人Silvaさんの指導の下、力を合わせて取り組みました。
 樹種ごとにチームを割り振り、和気藹々と交流も図りながら、混植・密植方式(宮脇メソッド)の植樹に欠かせない事前準備を行いました。周囲の森から絶え間なく聞こえるウグイスの囀りも心地良く、充実した日中活動となりました。

ページトップ