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千鳥うちわ用真竹の採取 ~「伝福連携」の貴重な体験 ~

 「千鳥うちわ」は、江戸初期から伝わる伝統工芸品です。この度、マザーネス代表の羽塚順子様の仲介で、 クリエイティブシェルパ(注)の活動の一環として「千鳥うちわ」の創作に取り組まれている藤田昂平様をご紹介頂きました。私達の就労拠点「しんわルネッサンス」に隣接する竹林に、「千鳥うちわ」の原材料に適した太くて真っすぐに伸びた真竹が生えていることを発見、真竹の採取作業を障害者就労に活かす試みをご提案頂きました。
(注) クリエイティブシェルパとは、後継者がいない職人技を継承すべく、細かい繰り返し作業を得意とする異才の若者や障害のある方達をマッチングして技術を継承する取り組みです。「千鳥うちわ」における「伝福連携」(伝統と福祉の連携)は、2020年度グッドデザイン賞を受賞されています。

2020年11月12日、羽塚様と藤田様のご指導を得て、「しんわルネッサンス」メンバーが真竹の採取及びカッティング作業を請け負いました。これらの真竹が優雅で美しい「千鳥うちわ」になることを想像しただけでワクワクと心が弾みます。伝統工芸品の創作の一端に関わるという貴重な体験となりました。
私達は、事業の多角化に取り組んでいますが、「伝福連携」の可能性も探りたいと思います。社会や経済環境の変化により伝統文化を如何に守り継承するかは難しい課題と言えます。クリエイティブシェルパによる「伝福連携」の活動が、現代に新たな価値を吹き込み持続可能な成果に繋がることが期待されます。

 
 
 

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