インフォメーション

浄楽寺(横須賀市)コミュニティスペースづくり ~ 苗木ご利用に感謝! ~

 浄楽寺(神奈川県横須賀市)は、鎌倉時代の「運慶作仏像」が安置され、830年近くの歴史を有す由緒ある寺院です。
 これまで、寺院は地域のコミュニティを担う半公共的なスポットとして機能してきましたが、時代の変遷と共に、その使命や役割を如何に果たして行くかが問われています。浄楽寺では、貴重な文化財を守りながら、更に地域に開かれた施設として、より多くの人々が集い交流できる場を目指して新たな取り組みを開始しました。
   境内の一部を開放し、マルシェ等のイベント等が開けるスペースとして活用することで、地域住民との相互扶助の関係を構築すべく、クラウドファンディングも導入してプロジェクトを計画。自然と共存する形で環境整備・土木の手法を適用する“大地の再生チーム”の協力を得て、単にコンクリートで固めるのではなく、大地の空気と水の循環を促して地中環境の改善を図りながら、草木の豊かな広場に変えて行きます。土地にも、そこで生きる人々にも、優しく豊かなコミュニティスペースづくりを目指しています。
 このプロジェクトをリードされるWAKUWORKS(株)様とのご縁から、私共が推進する「いのちの森づくり」も参画させて頂くこととなりました。コミュニティスペースの緑化に、進和学園はじめ福祉施設で栽培した苗木をご利用頂けることとなりました。
 2023年3月7~8日、浄楽寺の駐車場であった土地に、関係者及びボランティア・地域の皆様が集いました。当該エリアの周囲や要所における地盤の耕起、水脈づくり、燻炭や枯葉を土に漉き込む土壌改良を行うと共に、植栽には自然種の高中低木を混植・密植します。今回、予算を確保頂いた苗木102本に加え、進和学園「いのちの森づくり友の会」基金からは、苗木140本と草本類610本を寄贈させて頂きました。
 私たちが手掛けた苗木がこのような素晴らしい取り組みにご利用頂けることは、誠に光栄なことであり嬉しく思います。木々の生長と合わせ、人々に幸せをもたらす素敵なコミュニティスペースが生まれることを祈念しています。

ページトップ