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「かなユリ・チャレンジ」3年目の春/「いのち」の尊さを実感!

公益財団法人かながわトラストみどり財団の助成を受け、私達が取り組む「かなユリ・チャレンジ」プロジェクトは、2016年7月に起きた「津久井やまゆり園」での痛ましい事件(相模原障害者施設殺傷事件)への追悼の念を込めたものです。昔は各所に見られた神奈川県の花「ヤマユリ」を増やすことで、悲劇を悼み心の癒しとして頂きたいとの願いからプロジェクトがスタートしました。

2017年秋に始まった「ヤマユリ」再生の取り組みは、3回目の春を迎えています。「しんわルネッサンス」の中庭で栽培しているヤマユリにも「芽吹き」の変化が訪れました。
新型コロナウィルスによる緊急事態宣言は5月末まで延長が決まり、社会は憂鬱な閉塞感に閉ざされていますが、ささやかな自然の営みに触れることで心の潤いを取り戻すことが出来るように感じます。自然は、今、この一瞬を生きることに全力を傾けているようです。球根から発芽し、光を求めて伸びるヤマユリが「いのち」の尊さを教えてくれます。

球根からの栽培は3年連続で発芽に成功しました。最初に発芽した苗は、5月1日に約10cm程でしたが、5日足らずで40cmを超えています。今年も蕾を付けて大輪の美しい花を咲かせてくれるのではと期待が膨らみます。 また、種子からの栽培も行っており、米粒ほどの大きさに育った小球根からは2年目の発芽が認められます。小さな船形の葉がプランターの中で生長しています。

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