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Honda様・人事部門よりご視察 ~ 障害者雇用・就労対策の拡充に向けて ~

2019年10月18日、本田技研工業(株)各事業所の人事部門並びに関連会社の皆様15名が「しんわルネッサンス」へ来訪され、46年目を迎えている進和学園・研進におけるホンダ車部品事業をご視察下さいました。
Honda様は、自社並びに特例子会社のホンダ太陽様をはじめ障害者雇用に積極的に取り組まれ、障害者法定雇用率(現行2.2%)を遵守される一方、永年に亘り私共のような福祉的就労分野にも「良質な仕事」を発注され、企業の社会的責任(CSR)を果たして来られました。

昨今、身体及び知的障害に加え精神障害を有する方々の就労機会の確保が課題とされ、法定雇用率は2020年度末までに2.3%への引上げが決定されており、その後も更なる引き上げが想定されています。その一方で、「雇用のミスマッチ」が多発し、国や地方行政における法定雇用率の水増し問題も発覚しました。障害者雇用の量的拡大を図りつつ雇用の「質」を如何に担保するかという問題提起も為されています。

企業における障害者雇用を先導して来られたHonda様が、かかる環境変化を踏まえ、障害者雇用の今後の在り様に関して真摯に検討されていることに深く敬意を表する次第です。私共の取り組みを丁寧にご視察下さり、貴重な意見交換の場を設けて頂いたことは、誠に光栄なことであり心より感謝申し上げる次第です。
Honda様との連携により蓄積して参りました福祉的就労の実績及び現場からの問題意識を対外的にも発信し、企業への発注奨励策や「みなし雇用制度」の

導入等の提言を通じて、これからの障害者雇用・就労支援の拡充に少しでも貢献出来ればと願っています。

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