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豊島区 苗木配布(官公需)/高尾小仏育樹祭 ~ いのちの森づくり ~

2019年9月29日(日)、東京都豊島区と高尾小仏(八王子市)において、私達が取り組む「いのちの森づくり」に関連するイベントが行われました。
進和学園&研進メンバーは、二手に分かれて各々のイベントに参加、多くの皆様と交流しながら大きな成果を挙げることが出来ました。
■豊島区「いのちの森」苗木配布 ~ 官公需の優先発注に感謝! ~

東京都豊島区では、2009年度から緑化活動を推進する「グリーンとしま」再生プロジェクトを実施し11年目を迎えています。地域における植樹・育樹活動に加え、様々な教育・啓蒙プログラムも組まれていますが、本年度も、区民への苗木配布を積極的に実施、「いのちの森づくり」に取り組んでいる進和学園へ優先発注頂いています。
この日、としまセンタースクエア(豊島区庁舎)において、「つる植物・『いのちの森』苗木配布」が行われ、大勢の皆様が苗木を受け取りに来庁されました。進和学園関連では、高中低木の広葉樹10種類(コブシ、イロハモミジ、ヒサカキ、クチナシ、ジンチョウゲ、センリョウ等)の苗木を合計1,184本お持ち帰り頂きました。豊島区より優先発注頂いた苗木の累計本数は、17,173本に及び私共にとって大きな励みとなっています。
豊島区が一連の緑化プロジェクトにおいて、障害のある方々が手掛けた苗木を継続して優先発注下さっていることに、重ねて感謝申し上げる次第です。

   官 公 需 の 優 先 発 注       
福祉施設で働く障害者の平均月額工賃は、1万5,000円台と低水準にあります。自立のためには障害基礎年金と合わせて最低賃金の3分の1以上が必要と言われています。行政より障害者福祉施設への仕事の発注、いわゆる「官公需」の優先発注を促進すべく、
障害者優先調達推進法(2013年4月施行)が制定されています。
豊島区では、同法が施行される以前から随意契約に基づいて、苗木を進和学園へ優先発注下さっており、苗木の栽培に従事する障害のある方々の働き甲斐や生き甲斐にも繋がっています。同法の適用も合わせ、障害者の就労支援に貢献する官公需の発注事例が増えることが期待されます。

 

■高尾小仏育樹祭 ~自然の森の再生を目指して!~
中央高速道の小仏トンネルの工事残土により出来た巨大な盛土場に、自然環境保全及び防災の観点も踏まえ、潜在自然植生の苗木を混植・密植方式で植樹する「高尾小仏植樹祭」は、2017年に始まり、これまで3回の植樹祭を開催し累計約9,950本の苗木を植えました。

植樹後2~3年間は、苗木の樹高も低く雑草の影響により生長が阻害されてしまうため、育樹(除草)作業を定期的に施す必要があります。この日、主催者のNPO法人国際ふるさとの森づくり協会、盛土場を所管される中日本高速道路(株)(NEXCO中日本)、本年度から植樹地盤を造成下さっている鹿島建設(株)の皆様にボランティアや一般参加者も合わせ44名が集いました。

  主に、前年の2018年度植樹地において斜面を登りながら繁茂した雑草を刈り取りました。雑草も大切な地球資源であり、廃棄せずに苗木の根元に敷いてマルチング材(保湿・施肥)として活かします。また、2017年の初回植樹地が、イノシシの侵入により土壌が一部掘り返されてしまったため、苗木160本を進和学園「いのちの森づくり友の会」基金より寄贈して「補植」を実施させて頂きました。降雨が心配されましたが、幸い天候にも恵まれ皆で力を合わせ午前中に作業を終えることが出来ました。

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