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書籍紹介「在宅就業障害者支援制度の活用と事例/『みなし雇用』のすすめ」

社会保険、税務、人事・労務分野の書籍や実務専門誌を手掛ける出版社「日本法令」より、「よくわかる在宅就業障害者支援制度の活用と事例 『みなし雇用』のすすめ 」と題する新刊本が発行されました。同出版社からのご依頼を受け、研進の出縄貴史氏が吉田岳史氏(東京コロニー)と共同執筆させて頂きました。
「在宅就業障障害者支援制度」は、障害者雇用促進法に基づき、自宅もしくは福祉施設で働く障害者に仕事を発注した企業に対して国から助成金が支給される発注奨励策です。労働施策でありながら福祉的就労分野にも焦点を当てた画期的な制度ですが、十分に活用されていないのが実情です。
本書では、本制度の概要とメリット、活用事例及び今後の普及・活性化に向けた提言を含めて解説しています。
本田技研工業(株)様より研進&進和学園が受注している

自動車部品組立をはじめ、本制度を活用している事例を具体的に紹介しています。
本制度は、近い将来、「発注」形態の場合も当該発注企業の障害者法定雇用率に加算される「みなし雇用制度」にも発展する大きな可能性を秘めています。一般就労が困難な多くの障害者に「ディーセントワーク」(Decent Work:働き甲斐のある人間らしい仕事)を提供する上でも本制度の活用が望まれます。
これからの障害者の雇用・就労問題を考える上で、少しでもご参考となれば幸いです。進和学園 久保寺一男も特別寄稿にて執筆させていただいております。

【目次】
第1章 障害者雇用を取り巻く環境と在宅就業障害者支援制度への期待
第2章 在宅就業障害者支援制度の概要
第3章 制度の活用メリットとインセンティブ
第4章 制度の活用実績と具体事例
第5章 在宅就業支援団体の登録と応用
第6章 制度の普及・活性化と障害者就労の展望
*巻末資料
<特別寄稿>
●公的機関による雇用率水増し問題から見えてくること -法政大学名誉教授 松井亮輔-
●就労支援事業における仕事の確保について -全Aネット理事長 久保寺一男-
●「みなし雇用制度」の導入提言 -慶應義塾大学商学部教授 中島隆信- 
<スペシャル・インタビュー>
●この人に聞く;プロップステーション理事長 竹中ナミ(ナミねぇ)
<解説>
●障害のある方の「在宅で働く」を考える -東京コロニー職能開発室 堀込真理子-
●ディーセントワークを実現するマネジメント -法政大学現代福祉学部教授 眞保智子-
<コラム>
 専門家・実務家・障害当事者他によるコラム


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本書では、45年目を迎える進和学園・研進におけるホンダ車部品事業をはじめ具体的な事例を紹介しています。本田技研工業(株)様は、本邦自動車メーカーでは唯一の本制度適用対象とされています。障害者の自社での直接雇用に加え、永年に亘り私共のような福祉的就労分野に貴重な仕事をご発注下さっていることに深い敬意を表する次第です。

2019年8月22日、私達は、Honda本社・人事部様(障害者雇用ご担当部門)に、自動車部品組立のご発注及び「いのちの森づくり」へのご支援等、日頃のご指導ご支持への御礼方々訪問させて頂きました。大変温かくお迎え下さり、本書で取り上げた制度の活用や「みなし雇用制度」導入への期待等、障害者雇用・就労を巡る意見交換を行う貴重な機会となりました。
  アーカイブ(ホンダ様との交流)

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