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しんわルネッサンスの森 二酸化炭素34トン固定!~ 本物の森に見守られて ~

植樹後13年を経て二酸化炭素を約34トン固定した「しんわルネッサンスの森」

「しんわルネッサンス」を囲む植栽を宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)にご指導頂いたのは、2006年の春でした。「その土地本来の木による本物の森」を目指し、自然種の広葉樹52種類、4,888本を、進和学園関係者及び地域の方々やボランティアの皆様、約570名が集い植えたことを昨日のように思い出します。

あれから13年が経過。混植・密植方式(宮脇方式)で植樹した30~50CMの小さな苗木は、今では12m以上にも生長して見事な森となっています。「仲の良いものだけ集めても駄目。人間社会も同じ。混ぜる。混ぜる。」という宮脇先生の教えは、個性を尊重して切磋琢磨し、競争しながら少し我慢して共に生きるという「多様性」と「共生」の理念を、私達に伝えてくれています。この植樹祭が契機となり、進和学園

における「いのちの森づくり」プロジェクトはスタート!福祉・環境・教育・労働の連携を目指す取り組みは、進和学園に加えて10施設以上の福祉施設の森づくりチームから成る「どんぐりブラザーズ」活動に発展し、「森づくり」を通じた「人づくり」、障害のある方々の就労機会の創出と工賃還元にも繋がっています。
2019年7月25日、植樹地の保全作業を、混植・密植方式の植樹に豊富な実績を有すエスペックミック(株)様にお願いしました。道路へ伸びて通行の妨げとなる横枝の剪定や建物の採光のための枝打ち等を実施しました。エスペックミック(株)様には、2006年の植樹祭以来、植樹地の管理についてアドバイスを頂くと共に木々の生長についてのモニタリングも行って頂いています。今回、上記保全作業と共に「しんわルネッサンスの森」のカーボン・オフセット(二酸化炭素固定)効果について試算をお願いしました。その結果、この13年間で固定した二酸化炭素は33,927kg、即ち、約34トンに上るとの報告を受けました。直近の2年間では、12,728kgと試算され、年間約6.36トンの二酸化炭素を固定する効果があることが判明しました。この素晴らしい森に見守られて、日々の活動に励むことが出来る幸せを痛感しています。

「しんわルネッサンス」樹林調査データ(2019.7.25)(提供:エスペックミック株式会社)

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