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「かなユリ・チャレンジ」プロジェクト ~ 今年もヤマユリが咲きました! ~

私達は、公益財団法人かながわトラストみどり財団様の助成を受け、「ヤマユリ」の花を再生する「かなユリ・チャレンジ」プロジェクトに取り組んでいます。
本プロジェクトは、同財団の会員(寄付者)から事務局への一通のお手紙が契機となっています。2016年7月26日に起きた「津久井やまゆり園」での痛ましい事件(相模原障害者施設殺傷事件)を受け、ご自身も障害のあるお子様(45才)の将来を案ずるお母様(80才)から、昔は各所に見られた神奈川県の花「ヤマユリ」を増やすことで、悲劇を悼み多くの人々の心の癒しとして頂きたいというご提案に基づくものです。

2017年秋に自生種の「ヤマユリ」の球根を「しんわルネッサンス」の中庭に植え付け、球根からの栽培は2年目を迎えています。そして、昨年より1ヶ月近く開花が遅れましたが、今年も美しい花を咲かせました。あの事件から3年が経過、このプロジェクトに込められた追悼の念をヤマユリ自体が受け止めて精一杯頑張ってくれているようにも感じます。
無念な事件により犠牲となられた方々の鎮魂を祈り、決してこの事件を忘れず「共生社会」の実現に近付けるためにも、私達が出来るささやかな取り組みを続けて参りたいと思います。

栽培記録:球根からの栽培/2年連続でヤマユリ開花(2019.8.1)

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公益社団法人日本発達障害連盟の機関誌「JL NEWS」(2019年7月号)は、「津久井やまゆり園事件から3年~それぞれの立場で、取り組みを~」と題する特集を組みました。その中で、進和学園「しんわルネッサンス」の瀬戸利彦施設長が、「かなユリ・チャレンジ」プロジェクトについて寄稿した文章が掲載されています。

⇒ JL NEWS 「かなユリ・チャレンジ」プロジェクト
(瀬戸利彦)/(2019年7月号:公益社団法人日本発達障害連盟)

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