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Honda様 & ホンダロジスティクス様に活動報告 ~ いのちの森づくり ~

 私達が推進する「いのちの森づくり」プロジェクトに対し、毎年、継続的なご寄付を通じてご支援を頂いているHonda(本田技研工業(株))人事部様、及び(株)ホンダロジスティクス様に、御礼方々、活動報告をさせて頂きました。貴重な情報・意見交換の場を設けて頂きましたことは誠に光栄なことであり、心より感謝申し上げます。

■Honda(本田技研工業(株))人事部様を訪問 2023年9月11日
 Honda人事部様とは、障害者雇用促進法に定める特例調整金(福祉施設への仕事の発注に対する国からの報奨)の関係から、2008年より交流が始まりました。当該調整金は、本邦自動車メーカーでは、唯一、Honda様のみに適用されています。また、2015年に創設された優先発注企業等厚生労働大臣表彰においても、Honda様は、表彰対象の10社中、断トツの実績で高く評価され表彰されています。

 「いのちの森づくり」に対するご支援は、人事部様を窓口として2010年度に始まり、ご寄付の累計は1,200万円に及びます。また、埼玉製作所の寄居・小川工場の構内には、進和学園で栽培した苗木を多数ご利用の上、植樹頂いています。
 人事部様は、障害者雇用について所管されており、「いのちの森づくり」に止まらず、私達が取り組む事業の多角化についても現状と課題を報告申し上げました。障害者の法定雇用率の動向、「みなし雇用制度」導入への期待等にも話題が広がりました。執行職人事統括部長の安田啓一様をはじめ部課長の皆様も親身に傾聴下さり、激励のお言葉を頂きました。

■(株)ホンダロジスティクス様を訪問 2023年9月13日
 Hondaグループの物流中核会社である(株)ホンダロジスティクス様には、私達が組み立てた自動車部品のHonda様への輸送及び納入代行をお願いし、日頃より、迅速かつ的確なサービスをご提供頂いています。

 2016年9月、同社の小川ロジスティクスセンターの一画に、社員の皆様と進和学園・研進メンバーが協力して地盤造りを行い、進和学園が育てた苗木を植樹しました。それを機に「いのちの森づくり友の会」にも加入下さり、毎年50万円、累計350万円をご寄付頂いています。クリスマスにおけるご慰問や進和学園自主製品のご利用についても特段のご協力を頂いています。
 同社総務部様を訪問させて頂きましたが、社長の清水宏様も時間を割いて同席下さり、親しく懇談させて頂きました。

 【補足】
 進和学園におけるホンダ車部品事業は、1974年に始まり、明年50周年の節目を迎えます。研進が仲介して、自動車部品組立の仕事を主に知的障害のある方々に提供し、「ものづくり」を通じた「働く喜び」「役立つ喜び」を分かち合っています。Honda様よりご発注頂いている仕事に支えられ、全国平均を大きく上回る工賃実績を蓄積し、充実した福祉的就労を構築して参りました。
 一方、リーマンショックをはじめ、電気自動車(EV)へのシフトに向けた自動車革命と呼ばれる経済環境の変化を背景に、生産拠点の海外移転や部品の一体化、部品点数の減少に伴い、私達の仕事の領域は縮小を余儀なくされています。仕事量は、全盛期の3分の1以下に落ち込む中で、Honda様には、工賃単価アップ等のご支援も賜り対応を図っています。

 海外展開によるグローバル化が難しい福祉業界にあって、私達は、作業種の多角化を成長戦略の柱に据えています。製パン・菓子製造、農産品加工、地元スーパーや団地における施設外就労、自主製品の販売促進、「通販」導入等に注力しています。2006年にスタートした「いのちの森づくり」もその一環です。宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)が提唱された「その土地本来の木による本物の森(自然の森)」を創生するもので、ドングリや木の実から苗木を育て、各所に植樹すると共に植樹地の保全活動を、他の団体や福祉施設(どんぐりブラザーズ)と協力して取り組んでいます。これまでに出荷した苗木は、34万本を超えています。「宮脇メソッド(混植・密植方式)」は、早期に森林再生を可能とする優れた手法であるため、地球温暖化に伴う環境問題の高まりの中で、世界から注目されています。CSR(企業の社会的責任)及びSDGs(持続可能な開発目標)の観点からも、「いのちの森づくり」は、今後、益々期待されるものと思われます。

 Honda様をはじめHondaグループ各社様には、事業の多角化においても親身なるご支援を頂いています。ホンダ開発(株)様には、進和学園自主製品の社内販売やMILES Honda Cafe(青山本社1階)でのご利用、社員食堂でのイベント・メニュー採用等を応援頂いています。

ホンダ開発様ロゴIMG_8074.jpg
 種々の局面でご支援を賜っているHonda様並びに関連会社様には、重ねて感謝申し上げますと共に、今後とも、皆様のご支援ご期待に沿えるよう、一同、力を合わせ尽力して参ります。

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