インフォメーション

日清製粉グループ様ワークショップ
~ 里山BONSAI/いのちの森づくり ~

2018年6月7日、日清製粉グループ様において、「里山BONSAIづくり」ワークショップが開催されました。本企画は、株式会社環境ビジネスエージェンシー様がコーディネートされ、昨年に続いて2回目ですが、講師を鈴木敦子氏(環境ビジネスエージェンシー代表取締役)と研進の出縄貴史が務めさせて頂きました。誠に光栄なことと心より感謝申し上げます。少しでもご参考として頂ければ幸いです。

日本の里地里山は、その昔は、自然と人間の営みが調和し豊かな恵みをもたらしてくれました。しかし、戦後、自然林は人工林にシフトする一方、海外からの安い輸入材に押され林業は衰退、また、高度経済成長に伴う都市への人口流出や農業従事者の減少もあって里地里山は放置されてしまいました。その結果、緑豊かな筈の日本の森は荒れてしまい、特に、手入れが行き届かない人工林は、水源涵養機能を低下させ、台風や大雨による地崩れや花粉症の温床にもなる等、深刻な社会問題となっています。
本ワークショップでは、里地里山の現状と問題点を把握すると共に、陶製鉢に自然種の幼苗を植え付ける体験を通じて自然や環境保全の必要性を考えて頂くことを目的としています。

私達は、宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)のご指導の下、「その土地本来の木による本物の森(自然の森)」を再生する「いのちの森づくり」プロジェクトを推進しています。その活動内容に加え、福祉的就労の現状と課題についてもご案内申し上げました。
ご参加頂いた皆様は、大変熱心に聴講下さると共に、「里山BONSAI」づくりにも積極的に取り組んで頂きました。日清製粉グループ様が、このような社内企画を通じて、社員の啓発・人材育成や環境保全の分野でも企業の社会的責任(CSR)を全うされる姿勢に深い敬意を表する次第です。

「里山BONSAI」: 詳しくは ⇒ アーバン・シード・バンク URBAN SEED BANK

ページトップ