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東京藝術大学 植樹ワークショップ「藝大ヘッジ:GEIDAI Hedge」

東京藝術大学上野キャンパスでは、「藝大ヘッジ=GEIDAI Hedge」という植樹プロジェクトを推進されています。2016年秋にスタートしたこの取り組みは、大学沿道の老朽化した鉄のフェンスを武蔵野在来の植生の苗木を植えて四季の表情豊かな混垣に置き換えるというものです。既存の緑地を修景して周辺の街並みに連なる植栽を形作るという藝大に相応しい植樹イベントです

2020年3月20日(金)、5回目となる植樹ワークショップが開催されました。新型コロナウィルス感染対策を踏まえ、当初、3月14日と20日の両日に分けて計画されましたが、14日が荒天予報のため急遽中止となったことから20日に実施されました。濃厚接触を避けるべく午前と午後の部に分けることで1回当たりの参加者数を絞ると共に、割り振った植樹区画の間隔を開けるといった工夫を凝らしました。

高さ50cm程度の苗木約1,450本と、ツタ類950本が用意されましたが、有難いことに、助成に基づく予算措置を講じて障害のある方達がドングリや木の実から育てた苗木も多数ご利用頂きました。コロナウィルスの影響で、各種のイベントや会合が中止や延期を余儀なくされる中で、健康・安全面への注意を払いつつ整斉と植樹が挙行されたことに感銘を受けました。親身なるご支援を賜りました藝大並びに関係の皆様に深く敬意を表すると共に心より感謝申し上げます。

大学美術館の道路沿い約100m、異例の植樹ワークショップにより誕生した「上野と谷根千をつなぐみちひろば」は、40種類を超える在来種による緑地帯が育まれ、多様で潤いに満ちた表情を見せてくれると思います。

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