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Honda埼玉製作所様ご視察/新規部品組立工程の監査(QAV)

 2024年3月28日、Honda埼玉製作所(小川工場)より社員2名様が来訪されました。今般しんわルネッサンスにおいて、組立作業を担うこととなった新規部品の工程検証を行うQAV(Quarity Assurance Visit:品質保証訪問)が目的です。
 Honda様は、三現主義(現場・現物・現実)の考えに基づき、取引先(部品調達先)の製造・組立現場を訪ねて品質を監査するQAVを実施されています。 QAVは、生産準備段階と量産段階で実施され、部品ごとに開発や生産に関わる専門スタッフが製造現場を訪問し、取引先の品質システムの確認及びその実施状況について監査。また、その結果を取引先と共有し、共に改善策を見出していくなど、コミュニケーションを重視した部品品質の向上を図られています。

 この日は、最初に工場全体の状況をご視察頂きました。各ラインでの部品種類の割り振り、原則、一人一工程の役割分担、独自開発の治工具の活用や、ISO9001認証に基づく工程管理等についてご案内申し上げました。
 今回、対象となった部品については、部品メーカーからの荷受け、ラインへの投入、組立、検数、荷姿・梱包、出荷確認、搬出に至る一連の工程を詳細に確認、質疑応答により課題を抽出し、今後の対応に関しご指導を頂きました。
 福祉施設での作業といえども「価格・品質・納期」の達成は、取引の基本であり、「福祉だから・・・」といった甘えは禁物です。2024年度は、Honda様との取引(研進創設)50周年の節目の年となりますが、半世紀に渡り、「ものづくり」を通じた福祉的就労の拡充に親身なるご指導ご支援を頂いているHonda様に、改めて感謝申し上げる次第です。皆様のご期待に沿えるよう「チームHonda」の一員としての誇りと自覚を忘れず、今後とも一同の力を結集して尽力して参ります。

【参考】
アーカイブ(ホンダ車部品事業)
工程管理・品質保証(ホンダ車部品)
優先発注企業等厚生労働大臣表彰/Honda様 取組のポイント(厚生労働省)
神奈川新聞「ホンダ、厚労大臣表彰/障害者に積極的発注」(2015年10月29日)

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