インフォメーション

豊島区 苗木配布(官公需)に感謝!

東京都豊島区では、2009年度から緑化活動を推進する「グリーンとしま」再生プロジェクトを実施し14年目を迎えています。この2年間は、コロナ禍の影響を受けスケジュールや内容を変更しているものの、今年も、「グリーンウェイブ2022」(注)として具体的なプログラムが組まれています。
 (注)グリーンウエイブ:国連が定める国際生物多様性の日(5月22日)に、世界各地で木を植えることを契機に生物多様性について考える地球規模のキャンペーンです。豊島区では、この活動ともリンクさせて緑化プロジェクトを推進されています。
としま苗木配付実績HP20220508.jpg
 2022年5月8日(日)、豊島区役所本庁舎において、グリーンウェイブ活動参加団体への「苗木配付」が行われました。今回も、有難いことに進和学園で栽培した苗木を含めて優先発注を頂きました。高中低木の自然種の広葉樹10種類657本の苗木(注)をお持ち帰り頂きました。私達が手掛けた苗木が、地域の緑化や環境保全に活かされることは大きな喜びです。
(注)配布した10種類の苗木:ウラジロガシ、ヤマザクラ、サカキ、ヒサカキ、アセビ、サツキ、ジンチョウゲ、ツツジ、ムラサキシキブ、ヤマブキ

豊島区より優先発注頂いた苗木の累計本数は、20,395本となりました。豊島区が一連の緑化プロジェクトにおいて、障害のある方々が手掛けた苗木を継続して優先発注下さっていることに、深く敬意を表すると共に改めて感謝申し上げる次第です。            

              官 公 需 の 優 先 発 注       
 福祉施設で働く障害者の平均月額工賃は、1万5,000円台と低水準にあります。自立のためには障害基礎年金と合わせて最低賃金の3分の1以上が必要と言われています。行政より障害者福祉施設への仕事の発注、いわゆる「官公需」の優先発注を促進すべく、
障害者優先調達推進法(2013年4月施行)が制定されています。
 豊島区では、同法が施行される以前から随意契約に基づいて、苗木を進和学園へ優先発注下さっており、苗木の栽培に従事する障害のある方々の働き甲斐や生き甲斐にも繋がっています。同法の適用も合わせ、障害者の就労支援に貢献する官公需の発注事例が増えることが期待されます。

ページトップ