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池袋第一小学校「いのちの森」記念植樹

 今般、東京都豊島区立池袋第一小学校は、校舎を改築して子供達は2学期から新校舎に通学しています。新校舎のコンセプト「森の中の学校」に相応しく沢山の緑に囲まれた素敵な校舎が完成しました。校舎や校庭を囲むように、約3,000本の樹木が植えられ、建物と樹木が層となって重なり合うよう、校舎の各階へ階段状に植栽しています。
2022年9月6日(火)、同校にて区制90周年のシンボル事業として「いのちの森」記念植樹(注)が実施されました。6年生の児童に先生、高野之夫区長はじめ行政スタッフに「グリーンとしま」再生プロジェクト実行委員会の皆様も参加。有難いことに、植樹する苗木26種類・76本は、豊島区より進和学園へ優先発注頂き、進和学園及び研進メンバーも参画して植樹のサポート役を務めさせて頂きました。今回も、進和学園が手掛けた苗木をご利用頂き、植樹のお手伝いにお声掛け下さった豊島区及び関係の皆様に、心より感謝申し上げます。「いのちの森づくり」に従事する障害のある方々にとっても大きな励みとなります。
 人口密度日本一と言われる豊島区ですが、緑に囲まれた学校は、子供達の豊かな感性を育む学習環境を提供してくれることでしょう。植樹した木々の生長と重ねて、児童の皆さんの健やかな成長を祈念申し上げます。
 (注)本植樹では、「グリーンとしま」再生プロジェクトをご指導された故 宮脇昭先生(横浜国大名誉教授)が提唱された「混植・密植方式」(宮脇方式)を採用しています。その土地に合った潜在自然植生による樹種(高中低木)を複数選んで混ぜて植えます。外来種や人工種と異なり、自然環境に適合し災害から命を守ってくれる森となります。
 「自然の森は色々な種類が混ざり合っている。
「自然の森は色々な種類が混ざり合っている。仲の良いものだけ集めても駄目。人間社会も同じ。混ぜる、混ぜる・・」という宮脇先生の教えは、一人一人の個性を尊重し、お互いに切磋琢磨し少し我慢しながら共に生きるという「共生」の理念にも通ずるものです。

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